今日は朝いちばん電話がかかってきて「ご無沙汰してますが、また今年も年賀状作りに行きたいんですが空いてますか?」ってことで、またほぼ一年ぶりの年配の男性から連絡ありました。
午後から来てもらいました。毎年 もう10年ぐらいは来られていますが、いつもノートパソコンとプリンターまで持ってこられます。教室で買っておいている年賀状素材集のなかから「完成版」素材を選びワードの去年の年賀状の画像を削除して、そこに その素材(画像)を挿入するだけです。要領を知っていれば1分で終わります。
それでも年に1回のことなのでやりかた忘れてる人がほとんどです。まあ自分でスイスイできるなら教室にわざわざ重いパソコンとプリンター持ってこないですけどね。本屋にはやまほど完成版の年賀状素材集が売ってるし。
たくさんの年賀状素材集の中からお気に入りを見つけ 「これどうや?」と私の意見も参考に選ばれました。せっかくプリンター持ってこられたので100枚ほどある年賀状に印刷しかけましたが数千円の普及版のエプソンプリンターということもあって時間がかかること。結局2時間ほどかかって50枚印刷して、残りは家で印刷するようにお願いしました。
宛名の面はまだ喪中のハガキも来るかもしれないということで12月中旬にもう一度 教室に来るとのことです。たぶんまたプリンターを持ってこられるでしょう。
もう70才を越えておられる方ですが、パソコンはインターネットはやらず、年に数回使うだけだそうです。農業の役員から、お寺の世話役などがあたった時はとても助かったといっておられます。簡単な案内文やら、封筒に宛名書きやら、熨斗紙にや封筒に「お礼 ○○○」とかいろいろ活用されています。
パソコンはWindowsXPが発売された頃の富士通の今では古いノートですが、きれいに使っておられるのでまだまだ液晶画面も明るく年賀状や案内文ならバリバリに使えます。カバンに家電量販店で買われた保証書やらレシートが入っていたので見せてもらいましたが、パソコンとプリンターで20万円を超えていました。2002年です。一昔前はノートパソコンやプリンターも高かったですね。今では新品でも当時の半額以下、3分の1の値段で買えます。
なんとこの方は2002年に購入されて、町の主催しているパソコン講座にいったけどグループレッスンでぜんぜんついていけず。わけが分からず1年あまり押し入れにパソコンほっておいたという方です。たまたま昔 うちの教室に来られ文字入力(かな打ちです)からコツコツ練習してもらいなんとか使えるようになりました。とても喜んでおられます。
今ではこうして、「毎年 年賀状たすけてもらってありがたい、わしもいつまで生きてるかわからんけど生きてるうちはお世話になりますけどよろしゅう頼んますわ。」と年に一度だけですが、来ていただけるのはありがたいです。
ラベル:年賀状